アトカではこの度「第11回国際絞り会議 SHIBORI 融合と進化」のカタログ翻訳をお手伝いさせていただきました。
『1992年に名古屋で立ち上げた国際絞り会議は世界各地をまわり、第6回国際絞り会議が2005年に多摩美術大学で行われました。それから13年が経ち、第11回国際絞り会議が山形県で開催されることとなりました。日本での会議開催にあたり、様々な企画や行事の一環として、多摩美術大学美術館では国内外で活躍する約40名のアーティストによる絞りをテーマとしたファイバーアートの創作造形作品展「Shibori-融合と進化」を開催いたします。太古より人類は絞りを原点としながらも、広くそれぞれの染織文化を通して世界各地で交流を続けてきました。そうした人間の活動や創造には様々な文化や局面が存在しながらも、それらの融合と進化が繰り返されて来ました。"SHIBORI-絞り"にはそれらを象徴する不思議な色の境界や神秘な襞があります。この展覧会のタイトル「Shibori-融合と進化」には、参加するそれぞれのアーティストが国際共通語にもなっている原生的な"SHIBORI"から発想しながらも従来の伝統的な領域を越えて、各々のイメージや自由な解釈の表現を通して"SHIBORI"が融合し合い、あらたな展開や発見を提示する進化への期待が込められています。』(多摩美大学美術館ウェブサイトより)